レーザー脱毛の原理とリスク
毛包周囲に熱を加え、毛が作られるシステムを破壊することで永久脱毛がなされます。
この熱を与える道具が医療用の「レーザー脱毛機」で、レーザー光が熱に変換される場所が「黒い毛」です。ここで発生した熱は周囲に伝わります。レーザーが強すぎると毛が瞬時に暴発、飛び出してきて熱が周囲に伝わりません。照射時間が長いと必要以上に周囲に熱が伝わり、火傷の原因になりかねません。絶妙な熱の与え方をしないと様々なトラブルが起きてきます。


強すぎるレーザーをあてる |
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色素新着 色素脱失 |
弱いレーザーをあてる |
当然、「トラブルがない、かつ効率よく一番いい結果」が求められます。それを可能にするのが細かな設定(エネルギー量、照射時間、波長)ができる「レーザー脱毛機」なのです。
また脱毛がなされる大前提として「黒い毛」があることです。レーザー光は主に黒い色に吸収されます。毛包内の黒い毛にレーザー光が吸収されることで熱を帯びるのです。そのため毛抜き処理をしたあとなどの毛のない部分や白髪などは脱毛されません。うぶ毛のような細くて色の薄い場合も反応が乏しいです。日焼けした肌では、肌自身にエネルギーが奪われ、効果的な脱毛が行えません。
脱毛回数について
髪の毛、ひげ、眉毛といった身体のすべての毛には、個々に毛の生え変わる毛周期というものがあります
成長期 = どんどんのびている
退行期 = そのままの状態を維持
休止期 = 抜けて毛がない状態
毛穴では、一度抜けて次にまた毛が生えるまで、休止期と呼ばれる毛のない時期があります。この状態の毛包ではレーザー脱毛の効果はありません。
腕や足では70〜80%が休止期と言われています。脱毛治療をすると3〜4週でダメージを負った毛は抜け落ち、順次成長期に入った毛が成長していきます。そのため毛の生えそろってきた4〜6週おきに脱毛を重ねていき、多くの毛包がダメージを受ける確立を高めていくのです。
このような理論をもとに当院では、回数、照射間隔を決めています。
1回だけ照射
過去に脱毛した部位を追加で行う場合、初めての方で「お試し」で行う場合や男性のヒゲで今より薄くなればいい程度の方などです。4週間後にはダメージを負った毛が脱落します。一時的ですがムダ毛のないような状態になりますので、結婚式やご旅行などイベントの4週前に脱毛をするシンデレラ脱毛もお勧めしています。
3回コースを選択
医療脱毛はやればやるほど効果実感のある治療ですが、何回行えば必ずなくなりますというものでもありません。部位によっても減り方は違いますし、毛の太さ、もともとの毛の密度など個人差も影響してきます。そのためあえて3回セットのみを設定。個々の経過を見ながら1回だけ、さらに3回追加、このまま一度様子を見るなど提案することが、患者様目線で考えた当院の答えです。
永久脱毛は体に不可逆的な侵襲を与えるということで、医療機関(病院・クリニック)のみで許されている医療行為です。脱毛学会所属の医師、レーザー脱毛認定士の看護師が在籍し、皮膚トラブルにも対応できるクリニックでの永久脱毛が懸命かと思います。


各費用(税抜価格)
項目 |
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腕 | 両ワキ | ||
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ひじ上 | |||
ひじ・ひじ下 | |||
手の甲と指 | |||
腕全体(ワキは除く) | |||
顔 | 鼻下(女性) | ||
顔全体(女性) | |||
ヒゲスタンダード(鼻下・あご・あご下) | |||
ヒゲ全体(鼻下・あご・あご下・ほほ) | |||
体幹 | 胸 | ||
乳輪周り | |||
お腹 | |||
ヘソ周り | |||
背中上 | |||
背中下 | |||
お尻 | |||
足 | ひざ上 | ||
ひざ・ひざ下 | |||
足の甲と指 | |||
足全体 | |||
デリケート ゾーン |
Vライン(剃毛代含む) | ||
Iライン(剃毛代含む) | |||
Oライン(剃毛代含む) | |||
VIOライン(剃毛代含む) | |||
剃毛代 | |||
※男性の施術料金は上記金額の1.5倍となります。