代表的なしみとして、老人性色素斑、脂漏性角化症、雀斑(そばかす)、肝斑、遅発性太田母斑などが挙げられますが、まずはご相談を、です。同じ症状に対しいろいろな治療法(健康保険適応の治療法もあります)がありますが、お話をきいてよりベストな治療をご提案したいからです。
治療としては、レーザー治療、飲み薬、塗り薬、手術があります。症状に応じた治療法を、メリットデメリットをふまえてご説明致します。
レーザー治療
ヤグレーザー
機械の出す固有のレーザー波長によってルビーレーザー・ダイレーザー・ヤグレーザーなどと呼んでいますが、当院ではシミや刺青除去に特化したと言ってもいいヤグレーザー(YAG LASER)を採用しています。ソフトでもアグレッシブでもないミディアムなダウンタイムでより結果を出していきます。


炭酸ガスレーザー
表面を焼き削りながらターゲットを除去していく治療です。脂漏性角化症に良い適応です。他にほくろ、いぼといった皮膚を少しだけ削る治療に適しています。
レーザートーニング
肝斑に行うレーザー治療です。肝斑の原因はホルモンバランスなどありますが、一番の原因は機械的刺激です。洗顔行為やそのぬれた顔を「こするようにふく」などです。日々の紫外線も刺激です。そのような日常生活を注意すれば数年でかなり改善すると言われています。が、それを待っていられない方の治療です。
日常生活で肌への刺激を注意し、トーニングとトラネキサムサン内服のコンビネーションを提案します。
各費用
ヤグレーザー | |
---|---|
炭酸ガスレーザー | |
レーザートーニング |
塗り薬
VC-PMGローション(ビタミンC誘導体ローション)
メラニン色素抑制作用で、美白効果があります。
コラーゲン合成促進効果で、小ジワ・皮膚のたるみに効果があります。
皮脂の分泌抑制、活性酸素除去作用でニキビに効果があります。
HQコンシーラー(ハイドロキノンコンシーラー)
紫外線吸収剤を使わず、紫外線散乱剤によりUVA-UVBを物理的にカットするハイドロキノン4%配合のコンシーラースティックです。
UVA-UVBをカットしながらハイドロキノンの美白作用が期待できます。
ATRAC100(トレチノインオイルジェル)
角質を剥がして表皮の細胞分裂を促進し、皮膚の再生を促します。
皮脂腺の働きを抑え、皮脂の分泌を抑えます。
真皮のコラーゲンの生成を促し、皮膚のたるみや小ジワを改善します。
TA5-L(トラネキサム酸ローション)
美白効果があり、肝斑・シミなどの治療にも用いられます。
プラスミン(メラニンを合成するメラノサイトを活性化させる情報伝達物質)をブロックする働きがあります。
皮膚の赤み、かぶれ、肌荒れ、くすみにも効果があります。
AX7(アスタキサンチン配合ジェル)

アスタキサンチンを高濃度に配合した美容ジェルです。強力な抗酸化力によりコラーゲン、エラスチンの分解を防ぎ、シワ改善などエイジングケア効果に期待できます。
紫外線などにより発生する活性酸素からお肌を守り、健やかに保ちます。
飲み薬
のむ日焼け止め「ヘリオケア」
日焼けによる赤み、皮膚のダメージを軽減します。
日光を浴びる30分前に1カプセル服用します。長時間浴びる場合は4時間後に追加で服用します。
尚、ビタミンC剤、トラネキサム酸は肝斑には保険適応です。処方箋のお渡しで対応しています。
各費用
VC-PMGローション 50ml | |
---|---|
Qコンシーラー 2.7g | |
ATRAC100 5g | |
TA5-L 50ml | |
AX7 15g | |
ヘリオケア 30cap |
美容皮膚科のウェルエイジング(Well-aging 年齢相応にきれいに)と、美容外科のアンチエイジング(Anti-aging 老いに準じない)。この2つの考えを併せ持つセンター南形成外科皮フ科に是非ご相談して頂ければと思います。