帯状疱疹は80歳までに日本人の1/3がかかるといわれており、特に50歳以上の方は発症リスクが高くなります。
50歳以上の方が帯状疱疹にかかると20%位の方がその後も後遺症として神経痛を残してしまいます。
また、顔面に発症すると目や耳の神経を傷つけて視力低下や難聴などをきたすこともあります。
帯状疱疹ワクチンはこの帯状疱疹の発症を予防するためのものです。
対象者
50歳以上のすべての方
費用
シングリックス 1回目接種 | |
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シングリックス 2回目接種 |
シングリックス 1回目接種 |
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シングリックス 2回目接種 |
(2ヵ月間隔で2回の接種が必要です)
シングリックスの効果
2か月間隔で2回接種(合計2本)が必要ですが、予防効果が90%以上と高く、効果の持続も10年程度見込まれます。
シングリックスは病原性をなくしウイルスの一部のみを使用した”不活化ワクチン”となりますので安全性も高く、免疫力が弱った方にも接種が可能です。
1回の接種で済む従来型生ワクチンは弱毒化された生きたウイルスが含まれており、小児に使用する水痘ワクチンです。
有効性は約60%で、5年を超えると有効性が低下すると言われております。
そのため当院ではシングリックスを取り扱いしております。
シングリックスは病原性をなくしウイルスの一部のみを使用した”不活化ワクチン”となりますので安全性も高く、免疫力が弱った方にも接種が可能です。
1回の接種で済む従来型生ワクチンは弱毒化された生きたウイルスが含まれており、小児に使用する水痘ワクチンです。
有効性は約60%で、5年を超えると有効性が低下すると言われております。
そのため当院ではシングリックスを取り扱いしております。
接種回数と接種間隔
シングリックスは、2回接種の筋肉内注射です。
2回目の接種日は、1回目の接種から2ヶ月後(〜6ヶ月後まで)に接種を行います。
※例:1回目の接種が10月10日の場合、12月9日から2回目の接種が可能
副作用
接種部位の痛み、腫脹、発赤、筋肉痛、倦怠感、頭痛などを伴うことがあります。通常3日間ほどで消失します。
また重大な副反応として、ショックやアナフィラキシー(通常接種後30分以内に出現する)があります。
多くの方に注射部位の痛みや腫れが現れますが、これは体内の免疫を作ろうとする仕組みが働くためと考えられます。
接種を受けることができない方
- 発熱(37.5℃以上)している方
- 重度の急性疾患
- 過去にワクチンの成分によってアナフィラキシーを起こしたことがある方
- その他医師が予防接種を受けることが不適当と判断した方
医師への相談が必要な方
- 心臓血管系・腎臓・肝臓・血液などの基礎疾患のある方
- 予防接種で接種後の2日以内に発熱の見られた方、アレルギーを疑う症状の方
- ワクチン成分に対してアレルギーを起こす恐れがある方
- けいれんを起こしたことがある方
- 免疫不全の診断された方、また近親者に先天性免疫不全症の方がいる方
- 出血しやすい方
- 妊婦または妊娠している可能性のある方、授乳中の方
- 最近1ヶ月以内に予防接種を受けた方
注意・連絡事項
- 接種後は院内にて20分〜30分は安静にし、体調に変化なければご帰宅となります。
- 接種当日は激しい運動は避けてください。
- 当日から入浴可能です。また接種部分を清潔に保ってください。
- 体調の変化あればすぐに医療機関に受診してください。